ミュージアムパーク茨城県自然博物館で2021年10月16日から2022年2月6日まで開催されている第82回企画展「こけティッシュ 苔ニューワールド-地球を包むミクロの森」にお邪魔してきました。

「こけ」ってあの道端に生えている「苔」ですか?



そうです。色々なところで見かける「苔」です。
苔の魅力について考えたことってないですよね。
苔って面白いのかなあ。



私もそんなふうに思っていましたが、「こけティッシュ 苔ニューワールド」を見てそのイメージがガラッと変わりました。


- ミュージアムパーク茨城県自然博物館の企画展「こけティッシュ 苔ニューワールド!」の概要
- 展示内容について
- 展示物の魅力について
そもそも「こけティッシュ」ってなに?
【コケティッシュ】
女性の仕草や様子に、男の気を引くような媚態が混じっているさま。
weblio辞典
本当はフランス語の「コケットリー(quoquetterie)」が語源となっているようです。
フランス語でも、「女性の艶めかしさ」という意味だそうです。



艶っぽいようなニュアンスなんですね。
つまり「艶っぽい苔のあたらしい世界」がタイトルのようです。
こけティッシュという形容詞が「苔」の展示にぴったりですよね。



2013年には同博物館で「こけティッシュ 苔ワールド」というタイトルの企画展示が開催されていました。「ニュー」は2013年から進化したことを表しているのですね。
「こけティッシュ 苔ニューワールド」の概要


概要
身近に生育しているのに、みんなが見過ごしがちな「コケ」に着目して紹介してくれます。
苔の体は小さいけれど、その中に驚くべき精巧な作りと美しさがあり、地球の生態系の中でも重要な役割を果たしています。
その魅力を伝えてくれる、そんな企画展になっています。
開催期間
開催日時:2021年10月16日(土)〜2022年2月6日(日)
秋から開催されて、まだまだ開催中です。
冬休み期間にも開催されています。
なお、休館日もあるので、ご注意ください。
休館日:月曜日、12/27-1/1、1/11(但し、1/3、1/10は開館)
場所・時間
場所:〒306-0622 茨城県坂東市大崎700
開館時間:9:30-17:00(入館は16:30まで)
予約
土日、祝日、及び特定の日に関しては事前予約が必須になっています。
詳細はこちらをご覧ください。
料金
常設展入場料で企画展も観覧可能です。
常設展(本館・野外施設)は
一般:750円
満70歳以上:370円
高校・大学生:460円
小・中学生:150円
「こけティッシュ 苔ニューワールド」の見どころ
「こけティッシュ」のポイントは4つあります。
- コケの成長を美しい映像で紹介
- 身近なコケから激レアなコケまで!豊富な標本
- 大迫力!高さ約3mのコケの壁とテラリウム
- コケにそっくり!ふしぎな幼虫
なんともマニアックですがコケの成長を見ることができます。



癒されますね。
映像はこのような感じで、壁全体に映し出されているゾーンもあります。
こちらは写真撮影可能なエリアです。


コケの壁は圧巻でした。
壁一面コケで、なんだか森に来たような気分になりました。
また、たくさんのテラリウムも展示されていて、アートな一面も感じることができました。
「こけティッシュ 苔ニューワールド」の展示構成
展示は第1部から第7部までの7部構成になっています。
- コケの形と成長
- コケと環境
- コケと人間
- コケを調べる
- コケの化石
- コケの森の生きものたち
- コケを守る
コケと一口に言っても、その苔をあらゆる角度から観察し、人間や生き物、環境との関わり合いについてアプローチしています。



この企画展を開催してくださっている方々の愛を強く感じる展示構成でした。
「こけティッシュ 苔ニューワールド」のごはん
ミュージアムパーク茨城県自然博物館では、企画展に合わせてランチにオリジナルメニューが加わります。
「こけティッシュ 苔ニューワールド」のごはんは「こけティッシュ風ハーブチキン」です。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
ミュージアムパーク茨城県自然博物館の企画展「こけティッシュ 苔ニューワールド」の魅力が少しでも伝われば幸いです。

