子供にテレビを見せてはいけないの?
テレビを見ると子供の言語発達が遅れるの?
でもテレビがないと、ニュースとかも見られなくなってしまうし、なんとなく不安。
そう思って私もなかなかテレビを手放せずにいました。
しかし、最近テレビの人気が下がりつつあり、テレビ番組のターゲットが40代以上になってきているという話を聞きました。
昔はよくテレビを見ていましたが、最近は確かに20〜30代よりも40歳以上をターゲットにしたテレビ番組が増えている実感がありました。
また、好きな動画や、番組、映画などは地上波よりも、YoutubeやNetflixで見ることが増えました。
しかもテレビで見るのではなく、大体の場合スマートフォンやタブレット端末を使用して見ています。
また、子供が生まれてからしばらくはテレビをみせていましたが、少しずつ大きくなって子供がのめり込むようになりました。
テレビを消すと子供が怒りだす、ということを経験して子供への悪影響が懸念されました。
そこで、テレビを手放すことを決意しました。
テレビを手放してからやく1年半が経過しました。
結論として、
テレビは捨てても生活に支障はありません。
テレビって必要なのかな、どうなのかな、捨てても大丈夫かなと思っている方の参考になればいいなと思います。
- テレビが及ぼす子供への影響
- テレビがなくなって得られたメリット
- テレビがなくなったことによるデメリット
- テレビの代わりとして、使用するようになったもの
テレビが子供に及ぼす影響は?
子供にテレビを見せておくと、集中してくれるから楽なのよね。
とってもわかります。私も長男が1歳くらいになるまではテレビを見せていました。
しかし長男が1歳を過ぎたあたりから、テレビにのめり込むようになってしまったのです。
朝も夜もテレビを見たがりました。
朝の支度が間に合わず、夜はなかなか寝ないようになりました。
テレビを消すと怒ることもあり、このままでは大変なことになってしまうと思いました。
よく時間を区切って見せればいいという情報もありますが、5分だけ、10分だけという言葉は子供には通じず、それによってママもパパもイライラが増えてしまいました。
日本小児科学会では
- 2歳以下の子どもには、テレビやビデオを長時間見せない。長時間視聴は言語発達が遅れる可能性がある。
- テレビはつけっぱなしにしない。
- 乳幼児にテレビを見せるときには、一人で見せるのではなく、親も一緒に歌ったり、問いかける。
- 授乳中や食事中はテレビをつけない。
- 乳幼児に適切なテレビの使い方を身に付けさせる。
- 子供部屋にはテレビ・ビデオを置かない。
といったことを提言しています。
特に1個目の「2歳以下の子どもには、テレビやビデオを長時間見せない。長時間視聴は言語発達が遅れる可能性がある。」は、多くの親御さんにとって衝撃的な内容だと思います。
特に小さい子供にとって、テレビは必須ではない、むしろ悪影響となる可能性があるということですね。
「テレビを絶対に見せてはいけない」というわけではありません。
「テレビを見せっぱなし」にするのが良くないということです。
しかし、我が家は、中途半端に見せると子供がもっと見たがるということに苦労しました。
確かに、テレビがあると「もっと見たい〜」ってなってしまうのよね。
テレビがなくなったことによるメリット
テレビがなくなったことによるメリットを4つ紹介します。
- 時間ができた
- 空間ができた
- 子供とのコミュニケーションが増えた
- 子供の遊び方が多様化した
それぞれ詳しく見ていきましょう。
時間ができた
テレビをなくすことで、新たな時間が生まれました。
テレビをつけると、結構だらだらと見続けてしまいますよね。
テレビを30分だけ見るつもりが、1時間、2時間…と、どんどん伸びてしまうのはよくあることだと思います。
ふと気づくと、家にいる時間のほとんどをテレビと共に過ごしていて、やりたいことができなかったという経験は誰にでもあるはずです。
テレビを一度つけてしまうと、「消す」という作業がかなり難しいのです。
テレビを見ていた時間は別のもっと価値ある時間に置換することができました。
家族と過ごす時間、読書の時間、勉強する時間などに代わり、人生がとても豊かなものになったように感じます。
空間ができた
テレビをなくすまでは、リビングのかなりの幅を占有していました。
広い家ならテレビのせいで家が狭くなることはないかもしれませんが、我が家は賃貸で広さも十分ではありません。
テレビをなくしたのと同時に、テレビ台やスピーカーも捨てたので、その分広い空間になりました。
テレビそのものが、面積も大きく、色も黒と圧迫感があるので体感としてかなり広くなったような気がしました。
子供とのコミュニケーションが増えた
テレビを捨ててから、子供とのコミュニケーションがとても増えました。
単純に子供と会話する機会が、ぐっと増えました。
テレビをやめてから、コミュニケーションが増えたこともあり急に言語発達も進んだように感じました。
子供の遊び方が多様化した
絵本を読んだり、お人形で遊んだり、ブロックで遊んだり子供の遊び方が多様化しました。
テレビは刺激が強いため、他の遊びを楽しめなくなってしまう可能性があります。
また家での遊びがテレビだけで終わってしまっている、なんてこともあるのではないでしょうか。
子供はテレビがないと、自分から能動的に遊べるものを探し始め、遊びが多様化します。
テレビがなくなったことによるデメリット
テレビがなくなることによるデメリットもあるので、ここで紹介しておきます。
- 家事と育児の両立が難しくなった
- 流行りの番組についていけなくなった
- 子供の視野を親が広げていく必要がある
家事と育児の両立が難しくなった
子供がテレビを見ている間に家事をしていたのよね。
子供がテレビに集中している隙に、家事をやってしまうという親御さんは多いはずです。
確かに子供がテレビを見なくなると、家事に集中できない、なんてことが起こります。
「ママこっち来て一緒に遊んで〜!」というので、家事なんかできなくなってしまうわ。
私自身も同じ経験をしました。
これについては解決法がありません。
ただ、子供が少し大きくなったときのことを考えてみましょう。
子供が小さいうち、特に3歳くらいになるまでは子どもの遊びに全力で付き合うことが重要です。
子供とたくさん遊ぶと、次第に子供は遊び方を習得するようになります。
遊び方をたくさん教えてあげると、3歳頃になると子供は一人で「ごっこ」遊びをしたり、一人で本を読んだりするようになり、自然と親がついていなくてもひとり遊びするようになります。
ここまでの辛抱です。
考え方を変えてみましょう。
子供が親とつきっきりで遊ぶのは、長い年月のうちのほんの数年です。
この貴重な機会を逃さないぞ、というようにマインドセットして全力で遊ぶことにしました。
流行りの番組についていけなくなった
テレビの話題についていけなくなっちゃうわ〜
確かに、テレビを見なくなると話題の番組などについていけなくなってしまう可能性があります。
ここでおすすめしたいのが、動画配信サービスです。
現在は多数の動画配信サービスがあります。
- Prime Video
- YouTube
- Netflix
- TVer
- GYAO!
また現在はYouTube もかなり質の高い動画がたくさん準備されています。
自分の好きなタイミングで見られるので、これらのサービスを利用すれば問題なさそうですよね。
子供の視野を親が広げていく必要がある
テレビは幅広いジャンルの番組があり、NHKでは教育的で良い番組もたくさんあります。
正直、NHKのテレビなどは子供に見せてあげてもいいかなと思うものもあります。
ただ、テレビをなくしてしまうと質の高い番組だけ見せてあげたいと思っても、そうはいきません。
テレビ番組の中には、子供向けに自然や宇宙、化学を面白おかしく説明してくれていることもあります。
テレビをなくした場合、親が代わりに子供にこれらのことを教えてあげなくてはいけません。
そんなにいろいろなことを教えられないわよ〜
親が熱心に勉強して教えてあげる必要はありません。
子供と一緒に、本や、図鑑、時には博物館や美術館に足を運び、一緒に学んでいけばいいのです。
わからない知識があっても全然問題ありません。
親も子供と同じように好奇心を持って学び、説明を見ながら、子供が知識を吸収するサポートをしてあげればOKです。
とっても簡単ですよね。
テレビの代わりに使用するようになったもの
そう入ってもたまには映画とか、面白い番組を見たいわ
必ずしもテレビがなくても、現在はさまざまな端末から映像を見ることができますよね。
地上波ではなく、動画配信サービスなどを
- スマートフォン
- タブレット端末
- プロジェクター
などを使用してみることができます。
うちでは、たまに映画を見たいときにはプロジェクターを使用していますよ。テレビより大画面ですが、小さいのでコンパクトに収納できます。画質も綺麗なものもたくさんあるのでおすすめです。
まとめ
これまでのことをまとめます。
- テレビは子供の言語発達に悪影響となる可能性がある
- テレビをなくすことで、時間や空間が増え、子供と遊ぶ時間が増える
- テレビをなくすと、梶が思うようにできなかったり、流行についていけない、親が幅広い知識を教えなくてはならないと言ったことがある
- スマートフォンや、タブレット端末、プロジェクターを使用することで、動画との良好な付き合い方が可能になる
いかがでしたでしょうか。
テレビをなくしてもいいか迷っているけど、不安もあるという方の参考になれば幸いです。