昆虫好きキッズをお育てのママ・パパさん!
冬は、昆虫も少なくなってお子さんのフラストレーションたまっていませんでしょうか。
でも、冬だから育てられる昆虫もなかなかいない…
しかも、昆虫のことなんて全然詳しくないしどうしていいかわからない…
そんな時におすすめなのが、カブトムシの幼虫です!!
え〜なんと!
そうです、そうです。びっくりですよね。
ことの始まりは、ある冬の日に、息子が保育園から持ち帰ったカブトムシの幼虫でした。
最初は私もカブトムシの幼虫なんか育てられるのだろうかと不安でした。
しかし、カブトムシの幼虫を飼い始めてみると、意外と簡単で、冬でも成長していく様子が観察できました。
匂いもなし、音もしないので家の中でも飼うことができます。
冬の昆虫観察にはぴったりです。
昆虫好きの子供を持つママに、簡単なカブトムシの幼虫の飼い方を教えます。
この記事を読むと次のようなことがわかります。
- 初めてでも大丈夫なカブトムシの幼虫の育て方。
- カブトムシの幼虫の入手方法。
- カブトムシの幼虫飼育に必要なもの。
- 土の交換のタイミングなど。
カブトムシの幼虫の入手方法
捕まえに行く
クヌギやコナラが生えている場所に足を運んでみましょう。
足元に腐葉土を確認できたら、幼虫がいる可能性があります。
シャベルでそっと掘り起こして探してみましょう。
買いに行く
ホームセンターや、昆虫販売店などで購入することができます。
カブトムシの幼虫は一匹あたり100円〜300円程度で売られています。
何匹かセットで売られていることもあるので確認してみましょう。
注文する
Amazonなどのネット通販でも購入できます。
何頭かセットの商品を購入することがおすすめです。
届いた時点で何匹か死んでしまっている、ということもあるためです。
こんな観察セットも販売されています。
カブトムシの幼虫を飼うのに必要なもの必要なものはこれだけ
- 虫かご(大きめの瓶、カップ、プラスチックパック、大きめのペットボトルでもOK)
- 飼育マット
なんと、たったこれだけです。
これだけでいいんですか!
カブトムシの幼虫の飼育方法
飼育方法
- ケースに飼育マットを入れる
- 飼育マットの上部に少し穴を掘って幼虫をそっと置いてあげる
- 幼虫の上から優しく土をかけてあげる
- ケースに蓋をしておしまい!
たったこれだけです。
ケース内の飼育マットの深さが10cm以上になるように調整しましょう。1~2Lペットボトルの上を切って、飼育ケースとして使用するとコストが抑えられますよ。
深さが10cm以上必要な理由は、幼虫が蛹になるときに縦長の部屋(蛹室)を作るからです。
うまく蛹室を作れないと、羽化がうまくいかず死んでしまうこともあります。
幼虫を素手で触るのは厳禁です。
幼虫にとって、人間の手はとても暑く感じるので、素手で触ると火傷してしまいます。
ての雑菌が幼虫にうつらないようにするためにも、必ずスプーンなどで救って移し替えてあげましょう。
適切な幼虫の数
Sサイズクリアケース:1〜3匹
Mサイズクリアケース:4〜6匹
Lサイズクリアケース:7〜10匹
が目安になります。
幼虫が窮屈にならないように、適切なサイズの飼育ケースを選んであげましょう。
適切な温度
幼虫にとって適切な温度は20〜23度と言われています。
比較的寒さには強いカブトムシの幼虫ですが、幼虫が寒すぎることのないよう適切な環境に置いてあげましょう。
土を湿らせる
飼育マットは手で握っても形が崩れないくらいの硬さに湿らせるのがベストです。
この状態を保てるように、飼育マットの表面が乾いてきたら、霧吹きなどを使用して土の表面を湿らせてあげましょう。
飼育マットの交換タイミング
土の交換目安を、時期に応じて示します。
2ヶ月に1回程度交換します
幼虫の活動も鈍くなるので交換しなくても大丈夫です
ただし、飼育マットの表面に糞が目立つときは糞を取り除いてあげてマットの追加や交換をしてあげましょう。
蛹の準備を始める前に1回交換します
幼虫が土の上に出てきてしまった
幼虫が飼育マットの上に出てきてしまう原因として次のようなことが考えられます。
- ケースのサイズが小さすぎる
- 幼虫の入れすぎ
- 飼育マットが湿りすぎ
- 飼育マットが糞だらけ
- 飼育マットが2次発酵で温度が上がりすぎている
カブトムシの幼虫の糞は、コーヒー豆のようなサイズと見た目です。
糞が飼育マットの表面に見えてきたらすぐに糞を取り除き、マットの交換・追加をしてあげましょう!
最初、カブトムシの幼虫の糞が「糞」であるということに気がつきませんでした。
ゴロゴロした土かなあ…と勘違いしていました。
しかし何度も土の上に出てくるようになってしまったので、調べてみるとこれが糞であることが判明しました。
ちゃんと取り除いて飼育マットを交換したら、飼育マットの上に出てこなくなりました。
水を加えるタイプの飼育マットは2次発酵という現象で土の温度が上がりすぎてしまうことがあります。
水と混ぜて2、3日置いてから飼育マットを使用します(これをガス抜きと言います)。
ガス抜きしたマットに変更するか、蓋を開けて飼育マットの温度を下げてあげましょう。
どうやって成長するの?
4月になって少し気候が暖かくなると、幼虫はさなぎになる準備を始めます。
この頃は飼育マットを食べる量が減るので、飼育マットの交換を控えるようにします。
6月頃にさなぎになり約3週間後に成虫となって外に出てきます。
この時期はとても重要なため、なるべく刺激を与えないように気をつけましょう。
まとめ
カブトムシの幼虫は冬でも飼うことができる昆虫の一つです。
息子は昆虫に大ハマりで、そんな息子の興味を生かしてあげるべく、慣れないながらもカブトムシの幼虫を飼っています。
カブトムシの幼虫を育てるポイントは
と、とてもシンプルです。
カブトムシの幼虫飼育を考えている方の参考になれば幸いです!