カブトムシの幼虫を飼い始めたけど、この幼虫は大きくなったらオスになるのかメスになるのかわからない。
カブトムシの幼虫を購入したいけど、かっこいいツノのあるオスが欲しい。
ママ〜この幼虫はオスかなあ?大きくなったら立派なツノが生えるのかなあ?
えっと…そうねえ。どうかなあ?(汗)
なんてことになりかねません。
カブトムシは成虫になるとツノがあるかどうかでオスとメスをしっかり区別することができますが、幼虫はみんな見た目が一緒に見えてしまいますよね。
まず結論を先に言うと、
カブトムシの幼虫のお腹を見れば、見分けることができます。
カブトムシの幼虫の育て方についてはこちらの記事をお読みください。
カブトムシの幼虫のオスとメスはいつ頃わかる?
卵から孵化してすぐにわかるわけではありません。
人間も胎児が小さい頃は性別がまだわかりませんよね。
大きくなって、体の構造がはっきりわかった頃にわかります。
カブトムシの成長の過程をおさらいしましょう。
生まれたばかりの幼虫はわずか8〜10mm
1令幼虫(初令幼虫)と言います。
1週間から2週間弱、この状態で過ごします。
大きさは3cmほど
2令幼虫になります。
20日前後すると3令幼虫になる準備を始めます。
大きさは4cm〜10cmになります。
3令幼虫になります。
ここで初めて、オスかメスかが分かるようになります
3令幼虫の期間は長く、この間にモリモリ土を食べて大きくなります。
部屋(蛹室)を作り、その中で蛹になります。
蛹になれば、ほとんど成虫のような見た目になるので、オスかメスかがわかるようになります。
2週間から1ヵ月蛹の状態で過ごします。
カブトムシの幼虫のオスとメスを見分ける方法
お腹を見る
お腹の一番お尻部分から数えて2番目の線と3番目の線の間に「V」もしくは「ー」のマークが見えればオスです。
我が家のカブトムシの幼虫を見てみます。
我が家のカブトムシの幼虫のお尻には「V」や「ー」の字はありませんでした。
メスであると考えます。
ちなみに、幼虫はキュッと「C」の字に丸まっているので見るのが結構大変でした。
しかしながら、この方法はわかりにくいこともあるため100%ではありません。
夏になったら答え合わせしてみますね。
[参考]重さを測る
あまり有用な方法ではないですが、重さを測るのも一つの方法です。
一般的にオスとメスの成虫の重さは、オスの方が重いと言われています。
それを利用して、蛹になる直前の3令幼虫の重さを測定してみます。
目安にはなりますが
オス 30g前後
メス 20g前後
です。
我が家の幼虫は約24gでした。
12月時点の重さなので、夏に向けてまだまだ大きくなりそうです。
順調に大きくなれば、春頃には30g近くになることが予想されます。
とすると、先ほどお腹で「メス」と判別した結果とは合致していませんね。
あくまで参考ということでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
・幼虫のうちにオスかメスかを判別するには幼虫のお腹を見るのが重要
・オスはお腹に「V」あるいは「ー」字がある
これらのことから我が家の幼虫は「メス」であることがわかりました。
成長して、実際に成虫になるのが楽しみです。
以上、カブトムシの幼虫を育てているお子さんのお力になることができていれば幸いです。
これからも昆虫を育てているパパ・ママをお助けできればと思いますので、どうぞよろしくお願いします。