家族全員でうつる写真って意外に少ないですよね。
誰かがカメラマンになるために、写真からは誰か一人がいつも抜けている。
私も、そんな家族のカメラマンの一人でした。
本当は子供と一緒の写真を撮ってほしいけど、夫はそういう写真を撮ってくれるタイプではありません(泣
2021年11月26日にキヤノンからPowerShot PIC(パワーショットピック)が発売開始されました。
なんとこのカメラ、置くだけで自動撮影してくれる家族専属カメラマンなのです。
予約していたこのPowerShot PICKがついに家にやってきたので、レビューしていきます。
PowerShot PICとは?
これまでとは全く違うタイプのカメラです。
自動で人の顔を感知し、自動でシャッターを切ってくれる置き型のカメラです。
つまり、誰かが撮影する必要はないのです。
写真を撮りたいタイミングというものは、予想することができません。
多くの場合、「あ、今この瞬間を写真に撮りたい」と思ってからではすでに遅く、それからカメラの準備をしても遅いのです。
最高のタイミングをPowerShot PICKは逃しません。
そのため、とても自然な光景をおさめてくれます。
カメラに向けたキメ顔だけじゃなく、ふと出た笑顔や、真剣な顔を撮ってくれるところっもおすすめポイントの一つです。
PowerShot PICKの色と価格は?
色は白と黒の2種類です。
価格は税込45,980円です。
この機能を考えると妥当、いや…安すぎる価格かもしれません。
PowerShot PICKを開封してみます
とてもコンパクトな箱に入っています。
中身はこのような感じです。
カメラ本体
インターフェースケーブル(USB TypeーC)
説明書
保証書
大きさは約56.4(直径)mm×81.9(高さ)mmととてもコンパクトです。
スタバのトールカップと並べても、このくらいのサイズ感です。
手で握ってもこのような感じ!まさに手のひらサイズです。
重さはわずか170g(バッテリー、メモリーカード含む)です。
iPhone13(173g)と大体同じ重さです。
表面はちょっとくすんだホワイト(少しグレーがかっている)で、マットな質感です。
形もころんとしているけど、可愛すぎないちょうど良いデザインです。
インテリアの一部としても自然に馴染みます。
外部インターフェイスはUSB Type-Cです。
記録メディアとしてmicroSDカードが必要です。
PowerShot PICKのの機能
基本的な機能
カメラが上下左右に回転し、キャノンの映像処理技術を使い、映像の変化を検知し、回転、ズームしながら構図を整理してくれます。
カメラ部分の回転角度は、左右ぶりが最大約±170°、上下ふりが110°です。
自動でシャッターチャンスを判断して、映像・静止画の撮影をしてくれます。
画質
有効画素数最大1170万画素の1/2.3型CMOSセンサーと35mm判換算19mm~57mm相当の光学3倍ズームレンズ(F2.8―5.0)を搭載しています。
デジタルズームは最大4倍です。
手ブレ補正機構は、パン・チルト鏡筒制御による手ブレ補正と動画電子ISを備えています。
動画はフルHD(60fps)まで撮影可能です。
人物登録
被写体となる人物を登録することができます。
人物には名前や誕生日も登録することができます。
また、優先的に撮影して欲しい人を選ぶことができます。
画像が確認できる
アプリ内で、カメラ本体が捉えている映像を見ることができます。
また、手動でも撮影可能です。
動画も撮影
写真だけでなく、動画も適当なタイミング撮影してくれます。
自動撮影は数十秒〜2分で、手動撮影の場合、29分59秒の撮影が可能です。
音声によるハンズフリー操作
写真撮影
「ハローピック!写真撮って!」
動画撮影
「ハローピック!ビデオ撮って!」
自動撮影一時停止
「ハローピック!休んで!」
被写体を変更
「ハローピック!他も見て!」
以上の4通りの、ハンズフリー操作が可能です。
写真の自動削除機能
写真や動画の構図などに点数をつけ、低い評価をしたものが自動的に削除する機能もあります。
質の良い写真が残すことができます。
そのほか
そのほかの機能として
- シャッター音や、そのほかの音声を消音にできる
- 撮影頻度を調整できる
- 動画撮影の有無も選択できる
などがあります。
PowerShot PICKを実際に使ってみました
手順
- まず、充電ケーブルを使って充電します
- 動画・写真保存用のmicroSDカードを入れます
- スマートフォンと専用アプリを使って接続します
準備はこれだけです。
すぐに自動撮影が始まります。
あっという間に準備が完了しました。
写真の閲覧方法は?
PowerShot PICの写真は専用アプリで閲覧することができます。
ただし、写真の閲覧が可能なのはカメラ本体に電源が入っている時のみです。
撮影時以外にも、写真を閲覧したいときにはカメラ本体の電源を入れる必要があります。
PowerShot PICKを使用してみて良かった点・残念だった点
良かった点
きりんママは自分の子供達の写真を撮ることがとても多いです。
家族の写真のカメラマンは、ほとんど私でした。
子供との写真をたくさん残したいけど、半ば諦めていました。
PowerShot PICKを使用したら、自分と子供の自然な写真をたくさん撮ることができました。
自分の子供と過ごすときの顔を初めて見ました!いい笑顔でしたよ(笑)
これからはPowerShot PICKで自分と家族との写真をたくさん残していきたいです!
PowerShot PICKはとにかく小さくて軽いです。
大きめのカメラは旅行の時でも持ち歩くことを躊躇していましたが、PowerShot PICKはコンパクトなので旅行にはもちろんのこと、ちょっとした外出でも持ち歩くことを躊躇しません。
試しに、外食にPICKを連れて行ってみました。
カバンの隙間に入る小型の円柱状の設計なので、邪魔だと思うことはありませんでした。
これからもどんどんPowerShot PICKと一緒にお出かけしようと思います♪
ぱっと見ではカメラということが全くわかりません。
ころんと曲線で形成されているけど、可愛すぎないデザインが家のインテリアで浮かないデザインになっています。
カラーはホワイトとブラックの2色あります。
今回購入したのはホワイトでしたが、白すぎず、ちょっとグレーがかっていました。
白くてツルッとしたものを想像していたので、これは嬉しい驚きでした。
写真や動画を撮るときに、シャッター音を消すこともできます。
いちいちカメラを意識しすぎず、目の前のことに集中できます。
もちろんすごい顔をしているときもあります(笑)
子供を抱っこであやしている姿、おむつがえをする姿など、日常ではなかなか写真に収めることのできないシーンを切り取ってくれました。
残念だった点
カメラの電源を入れて、スマートフォンのアプリを立ち上げて、機器が接続されるまでに約1〜2分ほど要します。
起動してしまえば、あとは自動で写真撮影してくれるので問題はありません。
むしろ、起動時以外に手間がかからないが故に、起動時の遅さが気になります。
逆光などで被写体が暗くなると、撮影頻度が下がります。
アプリ上で、撮影場所が暗いという喚起が出て来て、撮影場所の変更を求められます。
撮影場所の明暗を判断するという点ではとても優秀です!
私の場合、それに気づかず(スマートフォンをみていなかった)、しばらく同じ場所にカメラ本体を置いていたら、しばらくの間写真の撮影頻度が下がってしまいました。
Apple Watch装着中は、そっちに「暗いので場所を移動してください」と通知が来たので、すぐに気づくことができました
夜に室内で撮影した際に、蛍光灯の直下にPowerShot PICKを置いていました。
室内での写真はやや暗く、画質も荒い感じになってしまいました。
人物登録されていない人は、登録されている人よりも撮影の優先度が劣るせいか、顔が切れてしまったり、ほとんど撮影されなかったりしていました。
基本的には自動で人物登録してくれます。たまになかなか人物登録してくれないヒトもいます。確実に写真に収めたいのであれば、被写体になりうる人の顔はあらかじめ正面からの写真を撮るなどして、強制的に人物登録させましょう。
PowerShot PICKを使うのにおすすめの場面
いろんな場面で使うことが想定されます。
私の考えるPowerShot PICKの使用に適した場面を3つ挙げていきます。
まず大前提として、
・PowerShot PICKは置き型カメラなので、ある決まったスペース内でのアクティビティで使うことがおすすめです。
・防水機能はないため、カメラが濡れる場所では使用できません。
自宅
一番おすすめの使用場所は『自宅』です。
普通に過ごしていると、家の中での写真を撮る機会はとても少ないと思います。
しかし、家族との思い出、特に子供達との思い出は家の中にあります。
しかも、コロナ禍で、家で過ごす時間も以前よりもずっと長くなりました。
お出かけの時だけ写真を撮るのは、もったいないです。
家族でご飯を食べたり、子供と絵本を読んだり、たまには喧嘩しているシーンがあってもいいかもしれません。
なかなか撮影できない、そんなシーンをたくさん切り取っていくのにおすすめです。
BBQなどの集団での行事
次にお勧めするのが、『BBQなどみんなでワイワイ盛り上がる場面』です。
大人数で楽しく盛り上がっているときに
あ!いま、写真撮るからちょっと待って!
と言われてしまうと、せっかくの盛り上がりが一時ストップしてしまいます。
楽しい瞬間は誰もが夢中になるので、大事な瞬間にシャッターを切るのは意外と難しいのです。
PowerShot PICKはそんな瞬間を逃さずキャッチし、シャッターを切ってくれます。
旅行
旅行って、行動範囲が広いし使えなさそう…
そんなことはありません。場面を絞れば、むしろPowerShot PICKが大活躍してくれますよ。
例えばものづくり体験などはいかがでしょうか。
汚れた手でカメラを触ることもないので、ぴったりではないでしょうか。
また、旅行先での食事中の風景などをおさめてもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしょうか。
とても画期的なカメラが登場しましたね。
まとめると
PowerShot PICKはいわば、私たちの専属カメラマンです。
自動で被写体を認識し、日常のさりげない風景を切り取ります。
使用して感じた、よかった点・残念だった点は次の通りです。
です。
使用場面としておすすめなのは
・自宅
・BBQなどの大勢で盛り上がる場面
・旅行(ものづくり体験や食事中に)
でした。
いかがでしたでしょうか。
PowerShot PICKを購入検討中の方の、参考になれば幸いです。