自分の子供は将来、理系に進む?文系に進む?
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そんなこと今から考えるの、早すぎじゃない?
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わかります、子供が就学前からそんなこと考えるなんて早すぎますよね。
しかし、研究者となった自分の生い立ちを考えると、どうやら自分が理系に進んだのは幼少期の頃からの環境が関係していたのかも?と考えるようになりました。
この記事を読むと次のようなことがわかります。
・私が理系に育った経緯
・理系人間に育った理由
・理系人間になるための遊び
・理系人間になるための環境
自分の生い立ちと仕事の関係
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自分が育った環境と、現在、研究者として働いていることの関係性を考えてみました。
私は普通のサラリーマン家庭で育ちました。
親も理系であったため、どうやら私にも理系に進んでほしかったそうです。
子どもにはある程度自分で好きな道を選んでほしい、と思います。
しかし、親の影響は非常に大きい!
親が私の環境中にばら撒いた様々な要因をかき集めて、自分は自然と理系の道に進みました。
つまり、
記憶もないくらい幼い頃から、私は自然科学が大好きでした。
理系の道に進むための方法
理系に進ませたいというパパさん・ママさん。
でも具体的に何をしたらいいのか分かりませんよね。
ここでは、私が理系の道に進んだ理由を詳細に考察していきたいと思います。
少しでも子育てにお役立ていただければ幸いです。
図鑑を身の回りに置く
まず、絶対に必要なものは『図鑑』です。
意外と子供に図鑑を与えていないママ、パパも多いような気がします。
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理系になるかどうかに関わらず、図鑑は小さい頃から与えた方が良さそうです(私見)。
少し大きくなってから読ませようとしても「全然、興味を持ってくれない〜」という声をよく聞きます。
子供にとって、身の回りのものは初めて見るもの、触るものでいっぱいです。
全てのものには名前がついています。
名前をつけることで、様々なものを区別しているのです。
その名前を知る手がかりになるのが『図鑑』です。
子供の知識の量を格段にアップさせてくれる超優秀アイテムです!
私自分は幼い頃から図鑑が大好きでした。
動物、昆虫、鉱物などの図鑑が常に周りにありました。
暇な時にはそれらを手に取り、いつも眺めていました。
また、図鑑の絵を模写して、自分の好きなものだけを集めたオリジナル図鑑を作っていました。
生き物の飼育
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え〜生き物って?犬とか猫ちゃんですかね?
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なんでもいいんですよ!外に一歩出たらいるアリでもダンゴムシでも!大切なのはよ〜く観察すること!
生き物と言っても、そう難しく考えずその辺で捕まえたアリやダンゴムシでいいんです。
もちろん犬や猫でもいいんですが。
大切なのはよく観察することです。
子供の観察を親が手伝ってあげると、子供はどういうところを観察すればいいかわかります。
具体的にパパ・ママがどうすればいいかというと
「ダンゴムシは足が何本あるかな?どうして丸くなるのかな?なんでこういう動きをしているんだろう?」
とどんどん質問してあげることです。
「正解のある質問」とは「ダンゴムシは足が何本あるかな?」という質問です。
これは数えればわかるし、数えられなかったとしても、パパ・ママが一緒に数えてあげればいいのです。
「正解のない質問」は「どうしてこういう動きをしているんだろう?」のような質問です。
子供はここで想像力を発揮します!
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大人の意見は言わなくてOK!子供がどんなに変なことを言っていても微笑んで受け入れてあげましょう。そうすると子供の想像力・思考力が鍛えられます!
私も、子供の頃はとにかく生き物が大好きでした。
また私の親も生き物の飼育に積極的でした。
具体的には魚や昆虫、小動物などを飼っていました。
昆虫やザリガニは自然から採取したものを育てていました。
親は、私よりも必死にどうしたら生き物を上手に飼育できるか模索していました。
親からの熱心な声かけと、一緒に飼育方法やその生き物の特性を調べてきた経験は現在の仕事にもつながっていると思います。
地図を持って探検
『地図』もおすすめです。
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子供は生まれながらに「冒険」が大好きです。
小学生の頃は探検好きだった私に親は地図を与えてくれました。
国土地理院刊行の紙のアナログな地図です。
当時はスマートフォンなどはない時代でした。
遊び方は次の通りです。
- 一緒に「冒険」する仲間を決めます
- スタート地点とゴール地点を決めます
- 道順を決定します
- 制限時間を決めます
- ゴールに向かって突き進みます
ゴールはなんでもいいのです。
達成することが、楽しいのです。
ゴールまでの道筋で見つける小さな発見が子供に刺激を与えてくれます。
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見知らぬ土地に子供だけというのは危険です。親もそっと見守ってあげましょう。
地図を見ながら、地形を学ぶこともできます。
どうやってこの土地の地形が形成されたかを考えてみるのもきっと面白いですよ。
週末は博物館
お出かけするなら『博物館』です。
博物館といっても、自然博物館、美術館、歴史博物館、おもしろ博物館など。
いろいろな種類があります。
博物館は先に述べた『図鑑』などで得た知識を肌で感じられる場所です。
もしかしたら、初めて出会うものもいっぱいあるかもしれません。
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親は子供の「なぜ?」を大切にしてあげましょう。
その場で答えられなくても、家でお子さんと一緒に調べてあげましょう。
私自身、子供の頃には何度も何度も博物館に行きました。
上野の国立科学博物館には何度も足を運びました。
ぜひお近くの『博物館』へ行ってみましょう。
夏休みの自由研究
季節限定ですが、『夏休みの自由研究』はとても重要です。
研究者への第一歩です。
・テーマを設定する
・仮説を立てる
・調査する
・実験してみる
・結果を出す
・考察する
これらのことを一つ一つ丁寧に取り組みましょう。
これらの過程は、研究者になっても実は全く同じです。
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私が子供の頃は、夏休みの宿題は貯金箱や、工作、自由研究の中から自由に選ぶことができました。
親は必ず「自由研究をやろう」と、毎年とても気合いが入っていました。
小学生の頃は地層を観察に行ったり、電気回路を色々組んでみたり、パンに生えるカビの様子を観察をしていました。
夏休みの旅行も自由研究とリンクさせるとさらに面白くなると思います。
顕微鏡で身の回りのものを観察する
意外と簡単に手に入るのが『顕微鏡』です。
顕微鏡はミクロな世界への入り口です。
小学生の頃に、子供向けの顕微鏡を買ってもらいました。
もともと出来上がったプレパラートがセットになっていたのでよく眺めていました。
セットになった標本だけでは足りずに、自分でプレパラートを作るために試行錯誤を繰り返していました。
専門的なものに触れる
『難しいものでも触れてみる』のが大切です。
大人向けの研究論文や、科学誌などに触れてもらうことです。
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子供は大人が読むような難しいテキストでも、読んでいると「かっこいい」と感じるそうです。わからないなりに触れると、後から「わかる」がついてくることになります。
私の親は大学で地質学を研究していました。
その頃の研究論文が本棚にどっさり置いてありました。
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子供ながらにそれらを眺め、「ふむふむ」とわかったふりをするのがまた楽しかったです。
親が地質学研究をやっていたということもあり、鉱物標本もありました。
きらきら光る石がとても綺麗で見惚れていました。
子供は「難しい」ことを「かっこいい」と捉えるので、難しすぎからと遠ざける必要はありません。
自然に触れる
お出かけは『自然』に触れてみましょう。
アメリカの海洋生物学者であり作家のレイチェル・カーソンは、子どもたちに生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー(神秘さや不思議さに目を見はる感性)」をもち続けさせることの重要性を指摘しています。
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子どもたちが出会う事実ひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒や豊かな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。
そう述べています。
幼いうちから、感性を磨くことで、成長したときに大きなものを生み出す力となります。
私は週末のお出かけや旅行といえば野や、山、川などに行って自然に触れることがほとんどでした。
しかし決して、「山へ行け」、「川へ行け」、というわけではありません。
近くの草むらだって、きっとたくさんの発見があると思います。
子供は大人よりも、とても感性が豊かです。
大人も、子供が見つける小さな発見を一緒に喜んであげましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
実際に自分が理系の道に進んみ、研究者となったことを踏まえて子供が理系になるということを考察してみました。
お子さんに理系の道に進んで欲しいと思うパパ・ママの育児に少しでもお役に立てたら幸いです。