自分の子供が将来優秀になってくれればいいなあ。
いい大学に入って、いい職業についてくれればいいなあ。
多くのママさん・パパさんはそう思いますよね。
私もその一人です。
しかし子育てに関しては初心者です。
こういうことは先人に学ぶべきと思いそんな、お手本にしたいママを探していました。
そこで知ったのが佐藤ママこと佐藤亮子さんです。
佐藤ママって一体何者ですか?
佐藤ママは自分の子供、3男1女全員を日本最難関医学部である東京大学理科Ⅲ類に進学させたスーパーママです。
佐藤ママは凄さから、たくさんの著書を出されています。
私も佐藤ママの本はたくさん読見ました。
その中でも、幼児教育に関する著書は小さな子供を2人持つ自分には非常に役に立ったのでご紹介します。
「3歳までに絶対やるべき幼児教育ー頭のいい子に育てる」という東洋経済新報社から出版されている著書です。
はじめに
東京大学理科Ⅲ類ってなーに?
東京大学理科Ⅲ類は東京大学の医学部に属します。
通称、理Ⅲ(りさん)と呼ばれています。
理Ⅲというワードだけで、どこの大学か言わなくてもわかってしまう超エリートの集う場所です。
私の周りにも、過去に、理Ⅲに行く人が何人かいました。
理Ⅲは「頭がいい」という言葉では片付けられない人たちがたくさんいます。
「理Ⅲは生まれながらに天才、地頭がいい」と言う人が多いと思います。
確かにそれも一理あります。
ただ佐藤ママの著書を見ていると、生まれながらに持った素質だけではなく、子供の頭をよくするためには家族が並々ならぬ努力をすることが必要だとわかりました。
子供4人を全員、理Ⅲに入れたのは佐藤ママの努力の賜物です。誰でも真似のできるものではありません。
佐藤ママの教育が始まったのは子供が0歳の頃です。
生まれて間もなく、将来を見据えて子供の教育が始まっていたのでした。
佐藤ママの幼児教育の方法
「絵本1万冊」と「童謡1万曲」
佐藤ママの幼児教育の中で最も重要と言えるのが『絵本』と『童謡』です。
私だって、絵本を読んだり、童謡くらい歌っているわよ?
そうですよね。ただ、私たち普通のママと佐藤ママとの違いはその量です。
佐藤ママは子供たちが3歳になるまでに「絵本1万冊、童謡1万曲」を読み歌い、育ててきました。
1万?数が大きすぎてどれくらいかよくわからないわ。
子供が3歳になるまでに「絵本1万冊、童謡1万曲」は、生まれてから1日10冊、10曲ずつを毎日欠かさず読み歌っていけば到達できるそうです。
なぜ「絵本」と「童謡」が大切なの?
絵本や童謡によって得られた感性は、大人になってもずっと生きてくるからです。
絵本や童謡には美しい日本語がたくさんあるといいます。
小さいうちから絵本や童謡でたくさんの日本語をインプットすると、今後の入試などに必要な読解力につながっていくそうです。
読解力が身についていなければ、全教科苦手になるともいっています。
ただそれだけでなく、佐藤ママのいう「読解力」には世の中のことを深く考えられる能力という広い意味を含んでいるそうです。
これからの時代はAI(人工知能)がどんどん普及し、簡単な作業などはAIにとって変わられてしまうと言われています。
そういった時代にも必要とされる人間になるべく、広い意味での「読解力」が必要となるでしょう。
「正解のない時代」を生き抜くためにはとても重要であるといえます。
ここまでをまとめます。
早期から公文式を始める
公文式は学習塾の一つです。
0歳から始めることができますが、年齢に合わせてというよりは個々人の能力に合わせて内容がステップアップしていきます。
小学校入学前から、高校生の学習範囲を習得している子供がいたりします。
「東大生の3人に1人」は公文式に通っていたというデータもあります。
早期教育の教室は他にもたくさんありますが、佐藤ママは、公文式がレベルアップの方法が一番細かく丁寧であったと述べています。
子供が灘中や東大に合格できたのも公文式のおかげと述べていました。
佐藤ママは早期(1歳前後〜)から開始することが重要と述べています。
早く始めることで、もしそのやり方が子供に合わなかったとしても、やり方を変更することができます。
やり方を変えるのも早い方が心に余裕ができます。
それゆえ、早く始めることはメリットしかないと述べます。
キリンママの息子くんは幼児教室に通っていますが、EQWELチャイルドアカデミーを選びました。詳細はリンクをご確認ください。
幼児教室と入っても、EQWELは地頭力を鍛えるような場所で、公文式は勉強を教える場所です。やっている内容は大きく異なります。
英語やプログラミング
英語とかプログラミングも今の時代、早くからやったほうがいいのかしら?
早期の英語教育には賛否両論ある、と前置きした上で佐藤ママは「必要ない」といいます。
幼い時にはまず、母国語である日本語の読み、書き、話すといった能力をきちんと身に付けることが大事という意見です。
3歳と0歳の子供を育てる、きりんママの意見としては早くから英語やプログラミングをやらせた方がいいです。
理由は次の通りです。
- 佐藤ママの子供はすでに大学生〜成人なので乳幼児を育てていたのは10年以上前
- 以前よりも世の中的にプログラミングや英語教育が重要になっている
- 自分の周りの子育て世代ママは英語やプログラミング教育をやっているのが当たり前
英語教育やプログラミングに関しては、時代は急速に変わっているので、必ずしも佐藤ママの意見が全てではないと思います。
まとめ
こちらの著書では主に、子育てのノウハウが書かれており、まとめると次のようなことが書かれていました。
・子供が0歳〜3歳の間に「絵本1万冊」を読み、「童謡1万曲」を歌う
・早期から公文式に通う
・英語やプログラミングは不要
こちらの記事をお読みいただいているパパ・ママはきっととても子供の教育熱心な親御さん達だと思います。
佐藤ママは教育という点で子育て大成功と言えますが、実際には10年以上前のノウハウを教えてくれています。
佐藤ママの著書の中で参考にしたい部分を選択することをお勧めします。
なお、この本の中では、他にも親の接し方、オススメのおもちゃ、環境づくりなど幼児教育について詳しく書かれています。
これらの点については、他の育児書にも似たようなことがよく書かれているので今回は割愛させていただきました。
今日ご紹介したのは一部ですが、やはり「絵本1万冊、童謡1万曲」というところがかなり衝撃的です。
真似したいと思っても、実際にはうまく行かない方が多いのではないでしょうか。きりんママは挫折し、毎日少なくとも絵本1冊、童謡1曲を目標にしています。
佐藤ママのような例を知ることで、目指すべき子供の教育レベルを把握する目安になるかもしれません。
子供の教育を考えるパパ・ママの参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。